40代から「何を着ればいいかわからない」と感じるのには、理由がある

クローゼットの前で服を選ぶ女性 01|自分を知る

若い頃は、それほど深く考えなくても服を選べていたのに、40代になってから「何を着ればいいかわからない」と感じるようになった。

服は持っている。
買い物もしている。
似合うものについて調べたこともある。
それでも、朝クローゼットの前で迷ってしまう。

それは、服について知らないからとは限りません。

40代になると、自分自身も暮らしも変化します。
一方で、服について得られる情報や選択肢は増え続けています。

必要なのは、さらに正解を探すことではなく、今の自分に必要なものを選ぶための判断基準を持つことなのかもしれません。

40代になると、服選びの前提が変わる

年齢を重ねると、変わるのは体型だけではありません。
顔立ちや髪型、肌の印象、仕事、暮らし方、人と会う場面、そして自分自身の価値観も少しずつ変わっていきます。

以前は好きだった服を着なくなったり、昔はしっくりきていた服に違和感を覚えたりすることもあります。

それは、必ずしも「年齢的に似合わなくなった」ということではありません。
服を選ぶときの前提となる「自分」が変化しているということです。

だから、昔の自分に合っていた選び方をそのまま続けるのではなく、まずは今の自分を知る。

体型や顔立ちだけではなく、今の暮らしや価値観、何を着たいと思うのかまで含めて見直すことが、服選びの出発点になります。

「似合う服」を知るだけでは解決しない

服選びに迷ったとき、「自分に似合うものを知りたい」と考えるのは自然なことです。
骨格診断やパーソナルカラーなども、自分の特徴を知り、似合う理由を理解するための有効な判断材料になります。

ただ、

似合う=着たい
似合う=今の暮らしに必要
似合う=買うべき

とは限りません。

診断結果に当てはまらないからといって、本当は着たいものを諦めたり、おしゃれそのものを楽しめなくなったりする必要もありません。

大切なのは、診断結果を正解として守ることではなく、なぜ似合うのかを理解し、自分が服を選ぶための材料として使うこと。

「似合う」を知ることは、ゴールではなく、自分で選ぶための一つの手がかりです。

情報が増えるほど、選べなくなる

今は、服について調べようと思えば、たくさんの情報が見つかります。
SNSやYouTubeを開けば、新商品やトレンド、おすすめアイテム、着こなし方、診断結果に合う服などが次々と出てきます。

「40代にはこれ」
「この体型ならこれ」
「今年買うならこれ」

選択肢も正解らしきものも、以前よりずっと多くなりました。

だからこそ、問題になるのは情報の少なさではありません。
たくさんの情報の中から、自分に必要なものを選べるかどうか。

判断基準がなければ、新しい情報に出会うたびに「これも必要かもしれない」と迷います。

情報を増やすだけではなく、何を取り入れ、何を取り入れないのかを決められることが必要になります。

服はあるのに「着たい服がない」

似合うと言われたから。
SNSで素敵に見えたから。
セールでお得だったから。
着回しやすそうだったから。

買ったときには、それぞれ理由があったはずです。
一着ずつ見れば、悪い服ではない。
それでもクローゼットを開いたとき、

「着たい服がない」
「何を着ればいいかわからない」

となることがあります。

服の数を増やすことと、着たい服が増えることは同じではありません。

今の自分が着たいもの。
今の暮らしに必要なもの。
これからの自分に合うもの。

それらが揃っていなければ、たくさん持っていても「着るものがない」という状態は起こります。

だから、買い物を考える前に、自分はどんなワードローブをつくりたいのかを考える必要があります。

必要なのは、正解ではなく「自分の判断基準」

服選びに迷うと、つい新しい正解を探したくなります。

何を買えばいいのか。
何を着ればいいのか。
何を合わせればいいのか。

誰かに答えを教えてもらえば、その場では選びやすくなります。

でも、年齢も体型も暮らしも、これからまた変わっていきます。流行も変わります。

そのたびに新しい正解を探し続けるより、必要なのは、変化したときに自分で選び直せる判断基準です。

自分を知る。
似合う理由を理解する。
どうありたいのかを考える。
必要なワードローブをつくる。
買う理由と、買わない理由を持つ。
持っている服を自分で組み合わせる。

一つひとつは別の問題に見えますが、すべて「自分で服を選ぶ」ことにつながっています。

装いを、自分で選べるようになるために

服選びに迷ったとき、必要なのは、もっとたくさんの服や情報とは限りません。

まずは、
「なぜ、私はこれを選ぶのだろう?」
と考えてみる。

誰かの正解をそのまま自分の答えにするのではなく、理由を知り、自分の場合を考えてみる。
その積み重ねが、自分で納得して選べることにつながっています。

装いの研究室では、

自分を知る
似合うを知る
なりたい自分
ワードローブ
選ぶ・買う
コーディネート

という6つの視点から、装いを研究していきます。

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